野球部の歴史
平成期
平成元年~二十五年
選抜準優勝から創部百年
平成三年という年は、松商の野球部関係者はもちろん、松商に関わりのある人、松本平に住む多くの人びとにとって、生涯忘れることのできない年となった。春三月、選抜大会が始まると、初戦で愛工大名電、2回戦天理、準々決勝大阪桐蔭、準決勝国士舘と、強いといわれたところを次々と破り、あっという間に決勝戦まで勝ち上がった。決勝戦は、大正十五年の第三回大会以来の広陵との対戦となった。一時は荒井敏幸の本塁打などでリードをしたが、最後1点差で敗れて準優勝。しかし、多くの人びとに夢と希望与え、長野県知事から県民栄誉賞を受けた。
夏には、1回戦岡山東、2回戦八幡商、3回戦四日市工と準々決勝まで進んだが、松井秀喜のいた星稜に阻まれてベスト8。しかし延長十四回にも及ぶ四日市工との死闘は応援する者の心に大きな勇気と感動を与えた。
秋の国体では優勝を果たし、この年を締めくくった。
四年、五年と連続出場。九年、十一年、十二年と出場し、最多出場の記録を塗り替えていった。特に十二年には、1回戦岩国、2回戦宇都宮学園を破り、平成三年の再現かと期待に胸躍らせたが、3回戦で樟南に敗れた。春一回準優勝、夏六回ベスト8という輝かしい記録を残して中原監督が退任した。
平成十六年、小尾淳美がふたたび監督に就任した。十七年の夏には五年ぶり三十三回目の出場。そして、十九年、二十年と二年連続出場を果たした。
平成二十三年、早稲田大からプリンスホテルに進んで活躍した足立修が監督に就任した。
平成二十九年8月、第99回全国高校野球選手権大会に9年ぶり36回目の出場。土浦日大に12-3で久しぶりの快勝。17年ぶりの甲子園勝利にわいた。
平成期 昭和64年・平成元年(1989)~平成29年(2017)
・2年(1990)
11月、第21回明治神宮野球大会に出場。佐賀学園を16-5で破ったが、国士舘に4-10で敗れ、ベスト4。
・3年(1991)
3月29日、第63回選抜高校野球大会に7年ぶり15回目の出場を果たし、1回戦鈴木一朗投手(イチロー)の愛工大名電を3-2、2回戦天理を2-0、3回戦大阪桐蔭を3-0、準決勝国士舘を1-0で破り、決勝で広陵に5-6で敗れ準優勝。4月県民栄誉賞を授与された。
8月10日、第73回全国高校野球選手権大会に5年ぶり27回目の出場。岡山東商、八幡商を破り、3回戦四日市工は3-3のまま延長に入り、16回一死満塁で上田投手の肩へ死球で4-3のサヨナラ、3時間46分の熱戦だった。4回戦は強打者松井秀喜のいる星稜に2-3で敗れたが、松井を2打数0安打2三振に抑えた。51年ぶりのベスト8。
10月14日、第46回国民体育大会秋季大会(石川国体)に出場し、柳川、帝京、大阪桐蔭と破り、決勝戦星稜を5-1で破って初優勝。
・4年(1992)
8月、第74回全国高校野球選手権大会に2年連続28回目の出場。近大付属に0-5で敗れた。
・5年(1993)
8月、第75回全国高校野球選手権大会に3年連続29回目の出場。長崎日大に延長12回2-3で惜敗。
・9年(1997)
8月、第79回全国高校野球選手権大会に4年ぶり30回目の出場。西京に3-4で敗れた。
・11年(1999)
8月、第81回全国高校野球選手権大会2年ぶり31回目の出場。尽誠学園に3-6で敗れた。
・12年(2000)
8月、第82回全国高校野球選手権大会に2年連続32回目の出場。1回戦岩国を14-4、2回戦宇都宮学園を5-4で破ったが、3回戦樟南に3-11で敗れ、ベスト16。
・17年(2005)
8月、第87回全国高校野球選手権大会に5年ぶり33回目の全国最多タイ出場。沖縄尚学に1-4で敗れた。
・19年(2007)
8月、第89回全国高校野球選手権大会に2年ぶり34回目の出場。近江に3-9で敗れた。
・20年(2008)
8月、第90回全国高校野球選手権記念大会に2年連続35回目の出場。慶応に4-6で惜敗。
・26年(2014)
10月、第131回秋季北信越高校野球大会決勝で敦賀気比に0-6で敗れ準優勝。
・27年(2015)
3月、第87回選抜高校野球大会に24年ぶり16回目の出場。県岐阜商に1-4で敗れた。
・29年(2017)
8月、第99回全国高校野球選手権大会に9年ぶり36回目の出場。土浦日大に12―3で久しぶりの快勝。17年ぶりの甲子園勝利にわいた。2回戦盛岡大附属に3-6で敗れた。
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